秋も終盤に差しかかる頃。すみれ小学校は、全学年で行う学芸会の準備で賑わう。 4年生は全クラス合同で、合唱と劇を組み合わせた演目を行うことになり、ススム 達3組も日々練習に励む。本番まであと3日。そんな時、出動要請が入る。エージ ェント達は全員で出動!早々と決着がつくかと思われたが、自体は思わぬ方向へ。 なんと、ドラゴラを囲むエージェント達は急に踊り、無意識に歌い出し・・・。 ドラゴラの奏でる音楽に、体の自由を奪われてしまったのだ!蓄音機と歯車が合わ さった合体ドラゴラの能力に気づき、エージェント達はひとまず撤退。困った事に 現実世界へ帰っても身体は戻らず、まるで日常までミュージカルのよう。学芸会の 準備で教室の周りに生徒がいるので、無暗に出動するわけにもいかずエージェント 達は大ピンチ!残された出動のチャンスは学芸会当日、全生徒が体育館にいる時間 のみ。出番の前にドラゴラを倒し、無事舞台に上がれるかの大博打が始まる――! |
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今日のシズクはいつになく機嫌が悪い。飼育委員をしているシズクは早朝に飼育 小屋の掃除をしていたが、一緒の当番の生徒が掃除をサボった事に怒っていた。 同じ飼育委員のショーマはシズクをなだめようとするが、意見のすれ違いで喧嘩 に発展。心配した世澄先生は放課後2人に事情を聞くが、お互い主張を譲らない。 先生は2人に頭を冷やせと忠告し、教室を去ってしまう……。微妙な雰囲気の中、 教室に響く指令。裏世界では、飼育小屋とジョウロの合体ドラゴラが暴れていた。 エージェント達は出動し攻撃を仕掛けるが、頑丈な性質を持つドラゴラに歯が立 たない。シズクの苛立ちは募り、ついには今朝のことを思い出し感情を爆発させ る。声を荒げるシズクの姿に驚くショーマ。しかしその声が心に響いたのか、シ ョーマは改めてシズクに話しかける。会話を交わすうちに、自分達の武器の相性 に気づいた2人。反撃ののろしを上げ、シズクの心は少し晴れることとなった。 |
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授業中、ススムは愛用しているボールペンの調子が悪いことに気づく。その ボールペンは、エージェント活動で武器へと変形する特殊な代物。ススムは インクが切れただけだと思っているようだが、同時に自分の体調に違和感を 感じていた。放課後、ボールペンのことをスピーカーさんに相談。ススムは 出動を控えるよう忠告を受けるが、スピーカーさんの忠告を聞かず裏世界へ 出動してしまう。ススムは、体調と文具の調子とは裏腹に力を発揮し大活躍! 巨大なドラゴラをあっという間に倒すが、とどめを刺したその直後、様子が 豹変する。ススムの身体にアザのようなものが現れ、すでに倒したドラゴラ をめった打ちにし始めたのだ。エレクトレーバーの通信で、スピーカーさん は全員にススムの暴走を止め教室へ戻るよう伝える。ススムを抑え教室に戻 ると、スピーカーさんから、衝撃の事実が明かされる―――。 |
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エージェント達の武器の源は、オープの創り出すドラゴラと同じ"アルラゴラ" というエネルギーだった。ススムの暴走もアルラゴラが原因で、その事実は エージェント達に動揺を招く。しかし、スピーカーさんは今回のススムの暴走 はアルラゴラが反応する"感情"に問題があると指摘する。正気を戻したススム は帰宅後、家で自分の行動を思い返す。武器がグラナーダ・パニッシュに変化 したあたりから、スピーカーさんの指令を無視したり、力に浮かれ調子に乗っ ていたことを自覚し始める。翌日、ススムは反省の気持ちをどう伝えるか迷っ ていると、スピーカーさんから連絡が入る。昨日倒したはずのドラゴラの残党 が現れたというのだ。ススムはそこで、無茶を承知の上で自分が出動したいと 伝える。ススムは今までの気持ちを改め、武器を握る。すると、真っ直ぐな心 に応えた、新たな武器「イグニート・パニッシュ」が誕生した―――! |
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