合体ドラゴラと張り合う力を得て、勢いを取り戻しつつあるエージェント達。 しかし、その中で一人険しい顔を見せるクイーン。いつにも増してとげとげ しい態度をあらわにしたり、誰も近寄れないような雰囲気を醸し出す。その 理由は、自分自身が感じていた自分の力の限界への“焦り”。人一倍影で努力 を惜しまないクイーンだが、最近バレエやエージェント活動で不調の日々が 続いていたのだ。誰よりも努力しているはずなのに、周りに劣るという不満。 その心がさらにクイーンの孤立を深める。そんな中、合体ドラゴラの出現を 受けエージェント達は裏世界へ向かう。そこに待ち受けていたのはドラゴラ ではなく一面に広がる深い森。既にその時、オープの魔の手が迫っていた。 皆でドラゴラを探す中、クイーンは何かに導かれるように森をさまよう。 待ち受けていた合体ドラゴラは、負の感情を引き寄せる特別な力があり…… |
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負の感情を持った人間を引き寄せ、その人間を糸を引くかのように操ることが できるソーイングドラゴラ。ミシンと薔薇が合体したドラゴラのトリッキーな 攻撃に加え、操られたクイーンの猛攻にエージェント達は上手く攻めに回れず 苦戦を強いられる。その中でただ一人、ためらいなくクイーンに対抗するキリヤ。 キリヤの健闘によりクイーンを抑えることに成功するが、クイーンは目を覚ま さず眠り続けてしまう。その様子に、不敵な笑みを浮かべるシャナーラ。なんと、 このままドラゴラを倒してしまえば、クイーンの意識も一生戻らないというのだ。 クイーンが生還するためには、自分で意識を取り戻してもらうしかない。2班の 皆で必死にクイーンを呼び起こそうと奮闘する。一方、クイーンはずっと悪夢を 見続けていた。過信していた自分の力。劣等感への苛立ち。2班の呼びかけにより 独りぼっちの闇に光が差したとき、クイーンの持つ武器の真の姿が開花する――! |
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満馬ミライは、誰にも見せたことのない秘密の自由帳を持っている。そこ には自分の考えたキャラクターやお話がかかれているのだ。しかし事件は 急に起こる。5時間目の移動教室の時、うっかり教室の机の上に自由帳を 置いてきてしまったのだ。授業のあと急いで自由帳を回収しにいくが、そこ に出動要請が入り、焦ったミライはそのまま自由帳を上着に忍ばせ出動する。 裏世界へ向かうと、今回のドラゴラは写真や紙に描かれた絵を具現化させる 力を持っており、次々と繰り出される謎の生き物やモノに皆は大苦戦。ピン チに陥ったとき、謎の2人組がエージェント達の前に現れる。その2人組は、 ミライの見覚えのある人物で……!?ミライは2人と共にドラゴラ撃退へ挑 む。2人はミライが思うよりも遥かに強く、そして心強い存在だった。最後、 2人は消滅してしまったが、ミライに自信と憧れを残していくのだった――。 |
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ある日曜日、桜子中央シティで不可解なことが起こる。自動販売機や券売機、両替 機など、お金を入れて使う機械から出てくるモノがバラバラに入れ替わってしまっ たのだ。原因は掃除機と貯金箱が合体したドラゴラが、裏世界で紙幣や硬貨の入っ た機械を無作為に吸っていたせいだった。ススム達はすぐさま出動するが、裏世界 へ出た途端ドラゴラの吸引を受け、先頭にいたススムとナギが吸い込まれてしまう。 ドラゴラは2人を拒絶し吐き出すが、帰ってきた2人の心と身体は入れ替わってし まい――!?エージェント達はこれ以上の混乱を避けるため、ひとまず撤退。作戦 会議の末、ドラゴラとの再戦まで先生や家族の前ではススムはナギとして、ナギは ススムとして振舞うことになる。全くタイプの違う2人は、戸惑いの連続。しかし、 入れ替わったことでお互いの知らなかった一面も見え始め…。再戦の時、ドラゴラ の弱点は体内にあると分かった2人。互いの特性を活かした大胆な作戦を試みる! |
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